2008年03月03日

掲示板 VOL.15...その4

こころのことのは

悲しみを引き受けないと幸福はもらえない。
悲しみも幸福もすべてないまぜて、神様の仕掛けを自ら楽しむことが“生きること”
幸福をできるだけ膨(ふくら)らましていくのが“生きるさま”
名嘉(なか) 睦(ぼく)稔(ねん) (裏手彩色木版画家)




1953年沖縄県伊是名(いぜな)島生まれ。 睦稔作品1.jpg
[裏手彩色]と呼ばれる技法は、まず版木に向かって祈り、下書きはせず、墨で
あたりをつけただけでイメージを一気に彫りこむ。彫りが終わると月桃紙(げっとうし~月桃という沖縄の植物を原材料にした紙)に墨を摺り、その後、紙を裏返して鮮やかな色彩をつける。
とにかく多才な人で、沖縄で最も有名なデザイン会社の経営者でありながら、
造形作家、詩人、三線(さんしん)の名手、流球空手の達人で、海とともに生きる海人(うみんちゅう)でもある。
全国での展覧会の他、2001年秋公開の『地球交響曲(ガイアシンフォニー)第4番』に出演やNHKの番組で多く取り上げられている。
ダイナミックかつ繊細な表現による作品群には、現代人が見過ごしてしまいがちな大自然の機微、生きとし生け
るものの魂の声を、時に優しく、時に力強く、伝えてくれる。また、「見る人、感じる人」の彼は、どんなにごみ
ごみした都会の雑踏からも、何かしら美しいものを見つけてくる名人でもある。どこにいたって自然はある。い
たるところに美しいものがある。まず、自分の足下を見つめること。そんな当たり前のことを改めて考えさせて
くれる人。・・・大自然に感謝して、エナジーを受け取り、ちっとも逆らわずに生きているのでしょうね。

■編集後記      ♨ ♨ ♨ ♨ ♨ ♨ ♨ ♨ ♨ ♨ ♨ ♨ ♨ ♨ ♨

 先日、大分市主催のまちづくりシンポジウムに参加しました。基調講演のなかで、人口減少ゆえに行政・議会・市民が協働しなければ市民生活は維持できない。50年後2055年の日本の予想人口は8900万人、現在より3900万人減少。減少数を現状に置き換えると九州・沖縄・四国・中国に大阪・兵庫をあわせた人口に相当する。のお話に数字としての認識は持っていましたが、日本列島がスカスカになるくらいに減るのだと実感し愕然ときました。
人口ピークの今に、生きている私たち一人一人が何をすべきなのか? 遠い将来、この当時のこの人達のおかげでこんな目にあっている。と言われたくはないなぁと。 ・・・シンポジウムのまとめは、ご近所調査(笑顔で挨拶、みんな知り合いになる)、ソコにある宝探し=誇り作り、車社会からの脱却、「私」ではなく「私たち」に意識変化を・・。実に基本的でした。 本当にまずは足下から、自分から、です。


             


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Posted by べっぷ未来塾 at 21:35 │掲示板(発行物)