2009年03月20日

掲示板 VOL.22...その3

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掲示板 VOL.22...その3

             



スピードストレス社会を生き抜くためには
自分だけの遠いゴールと言うのも、時には必要かなって。

他人には分からないけれども自分の中だけで図れるものっ
ていうのを持つと言うのは一つ楽しいかな。
    
(本木雅弘インタビュー)


皆さんすでにご存知の通り、第81回アカデミー賞で映画「おくりびと」が外国語映画賞を受賞しました。
主人公を演じた本木雅弘さんは十数年前に読んだ「納棺夫日記」(青木新門著)とインドでの旅行経験から、この映画の企画を温めてきたのだそうです。
アカデミー賞受賞はもちろん素晴らしい快挙です。
でも、それ以前に、昔は人気アイドルグループにいた彼が、その後も芸能界で忙しい日々を送りながら、自らの仕事とは全く無関係と思われる本にも興味を持ち、感銘を受けたことをいつまでも忘れずに心に留め、とうとう一つの映画作品を作り上げた、という事自体が素晴らしい事だと思うのです。
彼の言う「遠いゴール」は、アカデミー賞ではなかったはずで、賞はその結果に過ぎません。
自分だけの遠いゴールを見据え続けるのは難しいかもしれませんが、世の中全体が不安定な今を生きる我々が、それぞれ考えなければならないことのような気がします。


■編集後記

今年初めての掲示板が、またしてもこんなに遅くなってしまったことをお詫び申し上げます。
これを書いている今日は彼岸の入りです。
お彼岸は、春分と秋分を中心とした前後3日を含む7日間を言い、春と秋の2回あります。
彼岸とは、文字通り「向こう岸」ということで、阿弥陀仏のいらっしゃる極楽浄土のことを言います。
対して「こちら側」は此岸(しがん)と言い、生・老・病・死の四苦がある現世です。
人は皆生きる辛さに耐え、『極楽往生したい』という願いから「彼岸」という思想が生まれました。
日本では、その思想から、祖先を祀り墓参りを行う仏事として定着しています。
近年、お彼岸にお墓参りをする人が減っているそうです。理由は様々でしょうが、最近では葬儀自体も家族葬・自由葬といった新しい形が増え、お墓を持たずに散骨をしたり、故人のお骨を自宅で保管する「手元供養」という方法も広まりつつあるので、今後はますます「お彼岸=お墓参り」ではなくなってくるでしょう。
形式は変化しても、祖先や故人に感謝する心が変わらなければ、それはそれで良いかもしれません。
ちなみに、お彼岸の食べ物である「ぼたもち」と「おはぎ」ですが、中身はどちらも同じもの。
春のお彼岸は、春に咲く牡丹の花にちなんで牡丹餅。
また、アンコの色が秋に咲く紫色の萩の花に似ていることから秋のお彼岸は「おはぎ」とも言うようになったそうです。
彼岸が過ぎれば桜の季節です。暑さ寒さも彼岸まで。祖先に感謝しつつ、新しい春を迎えたいと思います。


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Posted by べっぷ未来塾 at 14:58 │掲示板(発行物)