2008年06月11日

掲示板 VOL.18...その1

掲示板  VOL.18
べっぷ未来塾編集室2008/06/08

 この6月は、環境月間(1991年度から環境省が取組。1993年「環境基本法」で6月5日を「環境の日」と設定←1972年6月5日ストックホルムで開催された「国連人間環境会議」を記念する)です。
環境月間の一環として、1日は「(別府市)全市一斉清掃日」、4日「(大分県)ノーマイカーデー」が行われました。2003年からは、夏至と冬至の日を『キャンドルナイト』と称し、夜間20時~22時の2時間、照明を消したり、最小限の灯りで過ごしたりする取組が始まり、大分県でも夏至の日に「121万人夏の夜の大作戦~キャンドルナイト」を運動しています。6月21日土曜の夜。家族やお友達、大切な人と一緒に静かに地球を想いながら、室内の照明を消して過ごしてみませんか?
 アルゲリッチ音楽祭、ハットウ・オンパク。また、様々なドラマ・感動がたくさん生まれ、成功裡に終了しましたね。準備におもてなし、スタッフ参加の皆さん、お疲れ様でした。皆さんのお陰でたくさんの人たちが元気になりましたよ。深く感謝です。ありがとうございました。

■報告事項
(1)5月講座 「心和む景観のまちへ~日本都市計画の潮流とこれから~」
5月20日 19時~ 於:サロン岸 (竹瓦小路内)
講師:大分大学 建築・都市計画研究室 工学博士 姫野 由香氏
出席~高橋鴿子さん・伊藤秀美さん・大杉さん・門脇さん・岸川さん・川浪 (一般)篠藤マリアさん・内田さん・米田さん
 この7月から別府市でもようやく、景観法に基づく届出制度が始まります。
「湯けむりが立ちのぼり、海と山と緑に包まれた良好な景観」を守るために、市内で建築などを行う際に、市への届出が義務付けられ、市はその行為が景観計画に沿っているかどうか審査します。
こうした景観への取り組みの重要性を前々から訴え続けているのが、大分大学建築・都市計画研究室の工学博士で、塾生でもある姫野由香さんです。姫野さんは現在、学生への教育も含め大分市街地に設置された、まちづくりコラボレーションの場としての「まちなか研究室」や中央通りの歩行者天国実施など、大分市の中心市街地活性化に伴う活動を主に行っていますが、基本的な研究テーマは「景観」であり、良好な景観創造における教育の重要性や、景観維持を支える産業・制度の重要性を考慮し、郷土大分県への地域貢献を目指し研究活動を続けています。特に、博士号を取得した学位論文「地形モデルによる大規模景観の解析と景観誘導システムに関する研究」で別府の景観をテーマにしていることもあり、別府の街に対する思い入れは、おそらく別府市民よりも強いのではないかと思われます。そんな姫野さんにお願いした今回の講座。。。
 そもそも「都市計画」とは「都市をつくる」ことではなく、「都市化を抑制し、コントロールする」ことが大事なのに、そうした欧州の都市計画というものが少々誤解された形で、市区改正に力を入れていた明治期の日本に伝わってしまったことや、「つくる」ことに重きを置く法律のままで戦後も長年放置してきたため、景観などというものは二の次の街並みだらけになってしまったということ。現在、ようやく景観やまちづくりのことも考えた法律が制定され、ちゃんとした都市計画が進められるようになってきたが、本当に景観を良くしていくためには行政や有識者など一部の人だけでなく、街に暮らす人々が都市計画を見つめ、提案制度やワークショップなどを利用して景観をより良く変える事が出来るということ・・・姫野さんご本人は「堅苦しい研究発表のようでスミマセン」とのことでしたが、要約すると以上のような内容であったと解釈しました。

[担当者談]
現在の日本の都市や街並みの多くが、なぜ残念な景観になってしまっているのか。そして講話途中での、篠藤マリアさんの発言なども合わせて、欧州の街並みが美しく保たれているのは国や住民の景観に対する意識が高かったためという事がよくわかるお話でした。別府が10年20年先に、心和む景観を守り増やしていくためにも我々住民が景観に対する意識を高める必要があるのだと改めて感じました。


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