2008年04月15日

掲示板 VOL.16...その4

進入学シーズンの春。なんとなくの連想で、詩人:堀口 大学 の名前が浮かんできまして、言葉にまつわる詩を探してみました。堀口 大学とは「ミラボー橋」の訳詞で大抵の皆さんが教材で出会ったのではないでしょうか。~ミラボー橋の下をセーヌ河が流れ われらの恋が流れる わたしは思い出す 悩みのあとには楽しみが来ると 日も暮れよ 鐘も鳴れ 月日は流れ わたしは残る~ヨーロッパ人はカッコいいなぁ。パリはいけてる。なんて、情景が浮かぶ詩でお気に入りでした。
仏教では人間の行いの中で、体(身業しんごう)、心(意業いごう)の働き以上にことば(口業くごう)を重くみています。心の中で何かを考え思ったとき、その心はすでに言語と化している。聖書の冒頭にも「初めに言葉ありき」と。道元禅師「人の心は、決定(けつじょう~ゆきつくところ)人の言(げん)に随うと存ず」。
新年度に際し、あらためて言葉を考えます。 人と人との結びつき、関わり方も言葉の使い方が影響します。他人との関係だけではなく、自分自身との付き合いも使う言葉で変わるようです。
暖かい春になりました。より陽気な言葉を口にして、そして笑顔でルンルンにまいりましょう!

■編集後記
3月の終わり、桜開花の頃、あるテレビ番組で京都、嵯峨野の“桜守”十六代佐野藤右衛門さん80歳が紹介されていました。桜のあれやこれや、自身の庭で200種類の桜を育てていて、今だ全国の桜調査に車で行脚するとか。掲示板冒頭の桜のカットは、金沢:兼六園の菊桜。一つの花に300枚以上の花弁が付く珍しい桜の中でも特に珍しい木とのこと。佐野さんおすすめの桜の花の見方は、できるだけ幹に近づいて仰向けに見るのだとか。桜の花はすべて、下を向いて咲いている。蕾のときは必死に太陽の光を浴びようと上を向き、花が開くとありがとう。と感謝を示して下を向くのだとか。番組を見ながら、今年は幹に近づいて見てみよう!お花見するぞって思ったのに、、、道端に散る桜の花びらに、今年も時期を逃してしまったと気付きました。またウッカリと日々を過ごしていました。 佐野さんのコーナーの締め括りが心に残りました。その下を向いて咲く桜に鳥や蜂が集う。自然の営みを見ていると生き物はみな一緒だと思わせられると。80歳で今なお血気盛んな現役職人。頑固そうな無骨なお顔でしたが、笑顔優しく、自然に対しての謙虚な姿勢が感じられました。生涯を何かに捧げている人は年齢に関係なく清々しい。来年、桜の季節、お花見は忘れても桜守の佐野さんは思い出せるような気がします。


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